2010年8月 のアーカイブ

トウキョウズ・カップ2010ヨットフェスティバル その5

2010年8月1日 日曜日

見晴らし台から見る大島波浮港

第19回 TOKYO’S CUP 2010ヨットフェスティバルは7月31日に無事終了し、今日8月1日の大島はとてもいい天気。
昨日の強風が嘘のように、ほどよい風が吹いている。

出港する船を見送りに行くと、すでに大半の船が帰港の準備をしているところだった。「気をつけて帰ってくださいね」と声をかけながら港内を一周した。

手慣れた手つきでアンカーを抜く作業をしていたCバースの艇にも挨拶をして、私たち運営スタッフは波浮港を見下ろす神社にお礼参りに行くことにした。

「今年のレースも事故なく、無事に終ることができました。ありがとうございます。みんなが無事に帰れるようによろしくお願いいたします」とご挨拶をし、波浮の港をあとにした。

東京へ戻るために東海汽船を待つ間、乗り場の外にある足湯で井戸端会議を楽しみましたが、偶然、隣になったのが学校の先生方。
小学校の先生は大島のリサーチに、中学校の先生は日帰りで趣味を楽しみに来島したということでしたが、私たちは先生方にヨットレースを語り始め、来年、港からスタートするヨットを是非、見に来てほしいと宣伝してしまいました。

来年は記念すべき20回目となるトウキョウズ・カップ。参加したくなるようなレース作り、大島町の方々とも親睦も楽しめるような大会を目指し企画していきたいと思っています。レースについてのアイデアも募集していますので、ご意見お待ちしています。

また来年、参加してくださいね^0^(三浦多満枝)

JSAF外洋東京湾 http://yacht.main.jp/

帰航の準備をする参加艇

お参りをした大島の波布比咩命神社(はぶひめじんじゃ)

トウキョウズ・カップ2010ヨットフェスティバル その4

2010年8月1日 日曜日

交流会での子どもたちの踊り

第19回 TOKYO’S CUP 2010ヨットフェスティバル、AコースはORCクラス、IRCクラス、ノンレーティングと3クラスに分かれている。三浦半島小網代沖を各クラスとも08:00に一斉にスタートし、大島までの約30マイルを目指すことになった。

今年はCコースの三宅島が強風のため前日にスタートを変更し、Aコースと同じスタートとなっていた。

両クラス合わせて参加艇が15艇と少なく、すこし寂しい感じがしたが、フニッシュ後、各艇がくつろぐ姿はハードなレースを終えた安堵感と充実感にあふれ、みんな生き生きとした表情で、係留している船の上で語りあっていた。

「お疲れさまです。レースはどうでした?」と参加艇に声をかけてみると、どの船もみんな「きつかったよー」と声をそろえるように言う。
 
私もこの大会をお手伝いするようになってから、こんなに吹いたことがあったっけと昔の記憶をたどったけど、最初っから最後まで強風だった大会は記憶にない。

漁協組合の前に係留している船に声をかけてみる。「レース、たいへんだったみたいですね」

「トラブルにトラブル、アウトホールが切れたりで、いっぱいありすぎて分からない! でも、無事できてうれしいです♪」<CONSTERATION>
「大島が見えてからが大変だった。35ノットの風でしたよ。今回みたいなレース見たことないなぁー、初めてかな」<NOPROBLEM>

そうこうしているうちに18:00になり、大島の方々が開催してくれる交流会が始まった。

漁協組合の前にはステージが作られ、アンコ椿娘の踊りや和太鼓など、この日のために子どもたちが一生懸命に練習をして踊ってくれた姿はとても微笑ましい。一緒に踊ったり手をたたいたりして楽しんでくれる選手も多く、このレースの楽しみ方の一つにもなっている。

交流会の食べ物は婦人会の方々が何日も前から準備に取りかかり、島の名物のクサヤはもちろん、食べきらないほどの食事とお酒が楽しめる。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもの。
交流会の後には表彰式が行われ、満足した結果かそうでなかったかは各艇色々あるでしょう。でも、また来年、大島の波浮港でみなさまに会いたいものです。

明日(8月1日)に回航する人たち、ホームポートまで気をつけて帰ってくださいね。(三浦多満枝)

JSAF外洋東京湾 http://yacht.main.jp/

島民たちと一緒に楽しむ選手たち

 

参加艇<NOPROBLEM>

参加艇<CONSTERATION>