2011年9月 のアーカイブ

スポーツ仲裁シンポジウム開催

2011年9月28日 水曜日

シンポジウムで質疑応答に応える奥村展三文部科学副大臣(左)とデイビッド・ハウマン世界ドーピング防止機構事務局長

 

  一般財団法人日本スポーツ仲裁機構(JSAA)主催による「第8回スポーツ仲裁シンポジウム」が9月28日、東京・六本木で開催された。

 テーマは「スポーツ法の現代的課題 スポーツ基本法、アンチ・ドーピング、スポーツ団体のガバナンス」。
 文部科学副大臣の奥村展三氏、世界ドーピング防止機構の事務局長デイビッド・ハウマン氏が基調講演を行った後、競技団体の関係者とスポーツ関係者が参加してのパネルディスカッションが行われた。

 パネルディスカッションでは「スポーツ基本法を活かす」という観点から、「スポーツ基本法成立後のスポーツ競技団体のガバナンス」と「日本のスポーツ界の将来」について議論が交わされた。

 このなかで多くの時間が割いて議論されたのは「スポーツ競技団体のガバナンス」である。
 スポーツ基本法にも「競技団体の運営の透明性」が謳われたように、近年、スポーツ競技団体における「ガバナンス」の必要性が盛んに言われている。佐野和夫氏(日本水泳連盟会長)、福田富昭氏(日本レスリング協会会長)、望月浩一郎氏(弁護士)、山本浩氏(法政大学教授)の4人のパネラーが具体的な事例をまじえて、スポーツ競技団体における「ガバナンス」の重要性を様々な観点から説いていた。

 アンチ・ドーピングに関してはセーリング界も無縁な話ではなく、他のスポーツ競技団体と同様に強くその対応が求められるだけに、有意義なシンポジウムとなった。

ぎふ国体リハーサル大会 終了

2011年9月19日 月曜日

初日のスナイプ級スタート直後(photo by Ken Toyosaki)

「高松宮妃記念杯第57回全日本実業団ヨット選手権大会」「第13回全日本セーリングスピリッツ級選手権大会」「2011年全日本セーリング選手権大会」で構成される「ぎふ清流国体セーリング競技リハーサル大会」が海陽ヨットハーバー(愛知県蒲郡市)で開催され、9月19日に終了しました。

心配された台風の影響もそれほどなく、初日9m/s前後、2日目3~4m/s、3日目4m/s前後の風が吹き、各レースとも予定した全7レースすべてを消化しました。

各大会の1位から3位は下記のとおりです。

「全日本実業団ヨット選手権大会」
470級
1位 (株)エス・ピー・ネットワーク
2位 (株)エス・ピー・ネットワーク
3位   (株)日立製作所ヨット部

スナイプ級
1位  AI☆STARS
2位  (株)豊田自動織機
3位   ホンダ熊本ヨット部

「全日本セーリングスピリッツ級選手権大会」
1位  伊藤淳子・渡邉絵美(岐阜県ヨット連盟)
2位  新谷繁美・矢野美晴(山口県セーリング連盟)
3位  小泉颯作・小泉維吹(山口県セーリング連盟)

「全日本セーリング選手権大会」
国体ウインドサーフィン級
1位  重光英孝((株)豊田自動織機)
2位  小嶺恵美(岐阜県ヨット連盟)
3位  金子岳司(岐阜県ヨット連盟)

国体シングルハンダー級
1位  永井喜彰(半田市役所ヨット部)
2位  永井久規(豊田合成(株)ヨット部)
3位  谷口斉謙((株)島精機製作所)

シーホッパー級SR
1位  谷内志緒里(石川県セーリング連盟)
2位  才木雪代(山口県セーリング連盟)
3位  冨部柚三子(東京都ヨット連盟)

大会サイト http://www.gifukokutai2012.jp/kokutai/

 

2日目のシースピリット級(photo by Ken Toyosaki)

 

最終日の国体ウインドサーフィン級(photo by Ken Toyosaki)

インビテーショナルカップ JSAFチーム6位でレースを終了

2011年9月19日 月曜日

Photo by Rolex / Kurt Arrigo

9月17日まで米国RI州ニューポートで行なわれたいたインビテーショナルカップ(ニューヨークヨットクラブ主催)で、JSAFチームは6位となった。

16カ国・地域から22チームが参加して行なわれた同レースは、主催者が海外チームを招待し、それを迎える米国勢は国内予選で選抜し行なわれた。

優勝はカナダから参加したロイヤルカナディアン・ヨットクラブチーム。日本のJSAFチームは植松眞JSAF副会長がスキッパーとなり、大倉俊ヘルムスマンの下に総勢11人で参加した。

大会サイト
http://www.invitationalcup.org/

斉藤実さん 無事帰還

2011年9月18日 日曜日

接岸直後の斉藤実さん

9月17日、世界一周の旅から斉藤実さんが帰ってきました。

当初の予定(10カ月)を大きく上回る36カ月の長い旅の最後を見守ろうと、横浜港には報道陣や応援の仲間、家族等が集まり、多くの人に見守られながら無事上陸。

今回、斉藤さんは「ヨットシングルハンドによる世界一周最多記録 8回」、「ヨットによる地球の自転に反する西回り世界一周 世界最高年齢記録」とに2つのワールドレコードを樹立。

すでに持っている「単独無寄港で世界一周した世界最高齢人物」とあわせると3つの世界記録保持者となりました。

上陸直後に行われた記者会見では横浜市から表彰され、市長代理から楯が送られました。

しかし、今回の航海は今までの中で一番過酷な航海だったらしく、「こんな大変なのは今まで初めて」と斉藤さん。

しかし斉藤さん、すでに次なるチャレンジを計画中で、77歳にしてまだまだ現役続行を宣言。「次は80歳に出港したい、常にチャレンジ有るのみ」と強く語りました。(レポートと写真/濱谷幸江)

斉藤さんと酒呑童子

 

 

インビテーショナルカップ 日本チーム現在、暫定5位

2011年9月15日 木曜日

JSAFチーム(Photo by Dan Nerney、nerney1@cox.net)

16カ国・地域から22チームが参加するインビテーショナルカップ(ニューヨークヨットクラブ=NYYC主催)で日本のJSAFチームは6レースを終えた時点で暫定5位につけています。

JSAFチームは植松眞JSAF副会長がスキッパーとなり、大倉俊ヘルムスマンの下に総勢11人で参加。スワン42(主催者提供)を駆って、連日、熱戦を繰り広げています。

レースは9月17日まで行われます。

大会サイト
http://www.invitationalcup.org/