‘レース情報’ カテゴリーのアーカイブ

プリンセスソフィアカップ470級女子近藤・田畑組2位

2011年4月10日 日曜日

「2011プリンセスソフィアカップ」(ISAFワールドカップ第3戦、スペイン・パルマ)は4月9日大会最終日を迎え、470級女子の近藤愛・田畑和歌子組(アビームコンサルティング)が2位となりました。

男子五輪470級では松永鉄也・今村公彦組(スリーボンド)が4位、原田龍之介・吉田雄悟組(アビームコンサルティング)が9位となりました。(オリンピック特別委員会)

2011プリンセスソフィアカップ
http://www.trofeoprincesasofia.org/portada.php?idiomaz=3
http://www.trofeoprincesasofia.org/result.php?miclase=470%20Men

JSAFオリンピック特別委員会
http://jsaf-osc.jp/

レーザーラジアル級の土居愛美選手
日本スポーツ賞で競技団体別最優秀賞を受賞

2011年1月14日 金曜日

表彰式会場の土居愛美選手

昨年、レーザーラジアル級ユース世界選手権女子で2位になった土居愛美選手(どいまなみ・山手学院高等学校2年・江の島フリート/神奈川県ユースヨットクラブ)が第60回日本スポーツ賞(読売新聞社制定)の競技団体別最優秀賞を受賞しました。

1月14日、東京で行われた表彰式に参加した土居選手は、競技団体別最優秀賞個人の部(21競技団体22人)の1番最初に呼ばれ、表彰状を手渡されました。

同級におけるユース世界選手権2位は日本初。女子1人乗りのクラスはハードルが高く、トップ10に入ることは難しいとされていましたが、今回の成績で期待が高まり、これが評価されての受賞となりました。

土居選手は「表彰式の規模がすご過ぎてびっくりしました。緊張しましたが、でもうれしいです。今年の目標は、再び世界選手権に参加していい成績を収めることと、大人の人たちに少しずつ挑戦していこうと思います」とニコニコしながら受賞の喜びを話してくれました。

土居選手の活躍をレポートした記事  http://jsaf-osc.jp/Junior-Youth/JY-10/JY10-01.html

陸上の瀬古利彦さんと歓談する土居選手

奨励賞を受賞したアジア大会・陸上女子100メートルで金メダルを獲った福島千里選手との2ショット

受賞者全員の記念撮影は壮観だった

五輪を目指す 2011年度JSAFナショナルチーム決定

2011年1月11日 火曜日

全14レースを消化し、実力が試された鹿屋選考レース

 

1月5日~9日にかけて、鹿児島県・鹿屋市 高須港沖で開催されていた2011年度JSAFナショナルチーム選考レースが終了しました。
このレースは2012年英国・ロンドン五輪セーリング競技日本代表を目指すセーラーたちの第1関門です。

 

470級 男子(16艇 32選手)、470級 女子(2艇 4選手)、レーザー級(14艇 14選手)、レーザーラジアル級(8艇 8選手)、RS:X級 男子(7艇 7選手)、RS:X級 女子(7艇 7選手)の計 6クラス 72選手が参加しました。

470級男子は松永・今村組と原田・吉田組は、前日までの11レースでそれぞれトップを5回ずつ取り、実力は伯仲。スタートも常に1線から出て、途中コースミスをしても最終上マークではいつの間にかトップグループとなり、強風下迫力のパンピング合戦を展開。
両艇のスピードと風を探しだす力は他を圧しています。

最終日の第12レースを終え両チームは同点となり、続く13レースでは松永組が首位、原田組が4位(捨てレース)で2点差となりました。
そして最終第14レースはインナーループの上下2周。最終上を終えて石川・柳川組がトップ、続いて松永組、原田組の順。強まる8~9mの風の中、後続艇を大きく離した3チームによる高速スピンランの激走です。トップチーム同士ならではの見応えあるシーンがフィニッシュラインまで続きました。

結果、着順では石川組、原田組、松永組となり、その瞬間に松永組の1点差の勝利が確定しました。松永のガッツポーズが彼ら二人の思いを十分に表していました。

 

一方、レーザーラジアル級は2強が同点で最終日を迎えましたが、蛭田が(5)-1-1、髙橋が1-4-2でこれまた最終レースで決着。1点差で軍配は蛭田に上がりました。長谷川は2強の戦いに割って入れませんでした。

 

470級女子・近藤組対吉迫組の勝負は近藤組の11勝3敗。

 

レーザー級は9回トップを取った安田の圧勝に終わりました。城が新たにナショナルチーム(NT)に選ばれ、2010年のNTの永井と斉藤が涙を呑みました。

 

RS:X級男子は富澤の全勝、独り舞台でしたが、新NT枠の3番手に金子が入りました。
RS:X級女子は10勝を挙げた須長の強さが目立ちました。ベテラン小菅が大西を制してNT枠を守りました。

 

閉会式では5クラス24名のチーム・選手に「2011年NT認定書」が手渡されました。ステージに並んだ新NTは第一関門を通過しました。これからの頑張りがロンドン五輪日本代表の「席」につながります。(レポート/オリンピック特別委員会広報担当、写真/平井淳一)

レース詳細レポート http://jsaf-osc.jp/cn03/pg03_w47.html

 

470級男子のスリーボンド(左)対アビームは最終レースまで壮絶な戦いを繰り広げました

470女子の直接対決は、11勝3敗で近藤・田畑組の圧勝に終わりました

自分らしいセーリングを意識したRS:X級男子の富沢

レーザー級1位通過した安田。今年も大学に所属してキャンペーンを続ける予定

レーザーラジアル級の最終レース、高橋と同点で迎え蛭田は最終ダウンウインドレグで逆転、プレ五輪の切符をゲット

 

「負けたら470活動は終了」というプレッシャーを跳ね飛ばして優勝した松永・今村組

JSAFオリンピック特別委員会から 学生セーラーの皆さんへメッセージ

2010年12月30日 木曜日

目指せ世界! 写真は第75回全日本インカレのシーン photo by J-SAILING

 

JSAFホームページのオリンピック特別委員会のページに、学生セーラーのみなさんへ熱いメッセージが掲載されています。
そのタイトルは「インカレで勝利するステップとして 目標を世界に向けませんか!!」という刺激的なもの。

ここでいう世界とは「2011年 第26回夏季ユニバーシアード大会」のこと。
メッセージの趣旨は「夏季ユニバーシアード大会日本代表チーム選考会」に参加しましょうという案内です。

詳細は当該ページをご覧いただきたいのですが、セーリングの幅を広げるためにも絶好のチャンスです。
J-SAILINGの最新号(86号)では第75回全日本インカレのレポートを掲載していますが、その取材の過程で学生セーラーの熱く、一本気で、そしてハイレベルなセーリングシーンを目撃しました。

そのセーリングにかけるパッションとテクニックを日本国内だけで留めておくのは誠に惜しい。本戦の参加資格は大学または大学院に在学中の28才未満のセーラーです。

絶好のチャンス。
日本の学生セーラーのレベルが世界にどれだけ通用するのか、是非、チャレンジしてください!

 

オリンピック特別委員会  http://jsaf-osc.jp/cn06/pg20-20.html

2010年470級 ジュニア世界選手権
後藤沙希・西山宏美組 総合3位!

2010年12月24日 金曜日

3位となった後藤沙希(右)・西山宏美組(photo by Junichi Hirai)

カタール・ドーハで17日から行われていた「2010年470級ジュニア世界選手権」(U-22)は22日最終日を迎え、日本の女子チームの後藤沙希・西山宏美組(関西大学)が総合3位(8カ国・16艇)となりました。

同級ジュニア世界選手権におけるメダル獲得は男女を通じ日本初の快挙です。

後藤沙希(艇長:関西大学4年)と西山宏美(クルー:同3年)組は予選シリーズ7戦を4-1-2-1-1-7-6と安定した順位で進み、予選で首位に立ち、上位10艇が出場する決勝戦(メダルレース)に駒を進めました。
予選シリーズは軽風のコンディションが続き、軽量コンビ(101kg)の後藤組はそのアドバンテージを利して1日のレースで首位を3回取るほどの走りを見せました。

決勝では風速が上がり、強豪のドイツチームに挟まれ苦戦を強いられましたが6位でフィニッシュ。
総合得点で2位に1点差の僅差に迫る3位となりました。優勝、2位はともにドイツでした。

なお、大会には同組の他、男子2チーム、女子1チームが出場し、後藤組の他、男女2チームが決勝に進出する健闘ぶりでした。
それぞれの成績は次の通りです。

(男子)
10位  今村 亮/内野 航太組(日本経済大学) *決勝進出
19 位  土居 一斗/外薗 潤平組(日本経済大学)
(女子)
8位   徳重 エリカ/安田 真世組(日本経済大学)*決勝進出

(JSAFオリンピック特別委員会)

大会サイト http://www.juniorworlds.470.org/470_Junior_Worlds/
成績 http://www.juniorworlds.470.org/eventsites/content.asp?id=1538&eventid=46484&stage=yes
日本セーリング連盟オリンピック特別委員会 http://jsaf-osc.jp/

本レースのメダリストたち(photo by Junichi Hirai)