2010年7月 のアーカイブ

土居愛実選手、堂々の2位!
レーザーラジアル級ユース世界選手権

2010年7月26日 月曜日

土居愛実選手

7月17日~25日にかけて英国・ラーグスで開催されていたレーザーラジアル級ユース世界選手権で土居愛実選手(江の島F)が7-1-1-1-10-2-3-(15)-14-13-7と走り、女子で2位になりました。

優勝は米国のReineke Erika選手。      

本大会は男子41カ国 226艇、女子26カ国 91艇が参加し、日本からはU-18の男子6名、同じく女子4名が参加していました。

JSAFジュニア・ユース育成強化委員会
http://jsaf-osc.jp/Junior-Youth/JY-04/jy04_01.html

大会サイト
http://www.laserworlds2010.co.uk/radialyouth

JSAFジュニアユース育成強化委員会のホームページ

2010年7月18日 日曜日

JSAFのジュニアユース育成強化委員会のホームページがリニューアルされました。
オリンピック特別委員会のホームページ(
http://jsaf-osc.jp/)のサイドバーにある水色の「ジュニアユース育成強化委員会」をクリックしてください。

2010年4月、新たにスタートしたジュニア・ユース育成強化委員会の取り組みがいよいよ本格化します。当委員会の目標は「ISAFユースワールドに勝利」し、将来の「オリンピック選手に繋がる仕組みを作り上げる」ことですが、今後はこれと併せて選手、コーチ、指導関係者のみなさまにわかりやすい強化方針の提案また効果的な事業の展開をめざし、ホームページを新しくしました。

ジュニアユースのホームページは下記のポリシーで構成されています。
・明るいイメージ
・皆さんにわかりやすい強化の提案
・ジュニアユース選手が参考にしやすい各大会等年間行事の発表
・ISAFをターゲットとした提案「Road to ISAF」の設置
・ユースナショナルチーム候補選手の公示

まずは、子どもたち自身がこのホームページを見て、理解し、自らの意思で行動するように、JSAFメンバーの皆様も、本ホームページを閲覧するよう子どもたちに対してご紹介いただけますよう願いいたします。

なお、2011年レーザー全クラス世界選手権等の選考方針のお知らせについても下記に掲載していますので、ぜひともご覧ください。(佐々木共之/ジュニアユース育成強化委員会)

http://cityfujisawa.sakura.ne.jp/modules/xpwiki/?%E5%BC%B7%E5%8C%96%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A

東京六大学OB戦 東京大学が優勝

2010年7月16日 金曜日

現役時代もかくやと思われる熱い戦い

7月10日、東京六大学OB戦が行われました。

このレースは東京六大学OBの懇親を目的に、毎年7月の第2土曜日に葉山マリーナの30ftクルーザーをチャーターし、OBによる対抗戦を開催するものです。

今年で10年目を迎えますが、OBレースと言えばビールを片手にのんびり……と思われるかもしれませんが、この対抗戦は現役時代もかくやと思われる熱い戦いを繰り広げますし、レース中は禁酒というOBとしては信じられぬほど節操のある戦いです。
もちろんレース終了後のパーティではおおいに飲み六大学の懇親を深めています。

今年の成績は以下の通りですが、法政大学の3連覇を東京大学が圧倒的な走りで阻み、優勝いたしました。

優勝 東京大学
2位 法政大学
3位 立教大学
4位 明治大学
5位 早稲田大学
6位 慶応大学

今年は南の7~8mの風でエキサイティングなレースとなりましたが、みなさん現役時代にタイムスリップし、本気モードでおおいに楽しんでおられました。

今後も老いて(若いOBもおりますが……)ますます盛んなところを現役に見せたいと思います。
本年度運営当番校でレース委員長を務めました法政大学OB羽田誠のレポートでした。

開会式で早くも胸が熱くなる

 

パーティでのエール交換

日本舟艇工業会の会長に梶川隆さんが就任

2010年7月16日 金曜日

JSAFは毎年ボートショーにブースを出展し、普及活動やノベルティグッズの販売を行い、時にはステージイベントでセーリング関係のトークショーなどを行っています。

そのボートショーの主催団体である(社)日本舟艇工業会の会長に梶川隆さんが就任されました。

(社)日本舟艇工業会はボートメーカーで構成されている団体。ボートショーの開催のほかに「『ライフジャケット着用宣言』キャンペーン」「FRP船リサイクルシステム」「『うみの駅』合同クルーズ」「ミニボートフェスティバル」「マリンウィーク」などを主催、共催、運営し、日本のプレジャーボートに関する振興、安全、普及などの活動を行っています。

セールボートだけを対象にしたイベントや事業は多くないので、セーラーからするとボートショー以外ではあまり馴染みがないのですが、船の安全、普及などの分野でJSAFの活動とリンクすることの多い団体です。

昨今の経済環境の悪化から販売が低迷し、他業種同様に不況感が強いボート業界。それでも海で遊ぶ人はなくなりはしません。いたずらに外見がカッコいいだけで船に乗る人の数は減ったかもしれませんが、しんどくても、汚れても、お金がなくても船の遊びから離れられないコアなボートファンは定着しています。そんな人たちに受け入れられるボートをメーカーとしては造ってもらいたいもので、そこでセールボートの比率が少しでも増えれば我々とはうれしい限りです。

新たに会長に就任された梶川さんは2005年~2009年までヤマハ発動機株式会社の社長を務めた方。新入社員の当時はマリン事業部に配属され、プレジャーボートに造詣が深く、仕事柄、海に関する遊びは数多くこなされました。梶川さん自身ヨットレースに親しんだことはないそうですが、海外赴任中にはクルージングを楽しみ、ヤマハ発動機が世界一周レースやアメリカズカップに参画したときには担当部署におられたそうです。セールボートの楽しみ方を知る梶川さんの舟艇工業会での舵取りに期待したいと思います。

日本舟艇工業会 http://www.marine-jbia.or.jp/
なお、来年のジャパンインターナショナルボートショーは2011年3月3日から6日にかけて、横浜パシフィコで開催予定。

日本舟艇工業会の会長に就任された梶川隆さん

レース中、クジラと遭遇!

2010年7月14日 水曜日

網走帽子岩~二つ岩レース中に鯨を発見

北海道の網走セーリング協会のホームページにヨットの間近かを併走するクジラの写真が掲載されています。同協会メンバーの榊原宏洋さんにその時の様子をレポートしていただきましたので、写真とともにご紹介いたします(編集部)。

6月20日、ヨット4艇での親睦ミニレース中、網走市二ツ岩沖折り返しマークを回航して先行艇を追い上げていると、陸に近い海域で背びれを出したクジラを目撃しました。

すぐに各艇に連絡すると、各艇もそれぞれ違う方面を指さしクジラを追いかけていました。僕たちのJ24もクジラに少しでも近づこうと舵を取ると、「ひぃ~ひゅ~う~」と歌うようなクジラの鳴き声が。クルー全員が声の方を向くと、J24のポートガンネルの真下(横)に、艇影のように並泳していました。

遠くで跳ねたりしているイルカ、クジラ、シャチは何回も見ていますが、今回は一瞬声が出ないほど感動の出遭いでした。その時は写真を撮るのもすっかり忘れていました。

そのクジラがゆっくりと海中に潜ると、二回りぐらい小さなクジラがバウやスターンに現れました。他艇の周りでも同じようなことが起きていたみたいです。

しばらくすると、「しゅわしゅわしゅ~、しゅわしゅわしゅ~」という音とともに海面がざわめきだし、小魚の大群が右往左往しだしました。クジラもあちこちで背びれを出し、えさの捕食を始めたのかなと思うような光景が繰り広げられました。

でも、ミンククジラだとしたら、ひげクジラだからオキアミのようなプランクトンを食べるのではないのか? 歯鯨なら黒い体に、白い手びれだし? などと考えていたのですが、後から聞くと、ひげクジラも、さんま、イワシ、小魚、時にはサケやマスも食べるとのこと。やっぱりあれはミンククジラだったようです。

漁師によると、知床羅臼側にシャチが大量に入り、クジラやイルカが知床から網走方面に大挙してやってきたのではないかということです。クジラが来ると魚がみんな食われてしまうとも言っていました。

僕が子どものころ「ぼぉ~っ、ぼぉ~」と汽笛の音でクジラの陸揚げ、解体の作業が浜で始り、洗面器、バケツを持ってもらいに行った記憶があります。クジラの油は消化が悪いので、よくおならとともに油も出てパンツやズボンを汚した(笑)などと記憶しています。僕らの小さいときは肉といえばもっぱらクジラ肉でした。

ちなみに、網走は太古の昔からクジラの町です。日本4大捕鯨地の一つです。食文化を含め、何かいい共存共栄の方法を見出していかなければ、生態系も乱れていきますね。

なお、網走セーリング協会はディンギー12艇、クルーザー15艇、会員35名で構成される(多分)日本最北のヨット協会です(写真とレポート/網走セーリング協会・榊原宏洋さん)。

http://www.ne.jp/asahi/abashiri/asa.jp/index.html

レースを忘れてクジラウォッチング