2012年8月 のアーカイブ

9月1日~9日は「安全週間」です

2012年8月31日 金曜日

 

JSAFの外洋艇推進グループの外洋安全委員会では9月1日~9日にかけて「安全週間」を設定しました。その目的とテーマは下記の通りです。

「安全週間の目的」

セーラー全般に安全航行に対する思想の普及・浸透を図り、点検整備を習慣付けるとともに、帆走能力や荒天帆走能力あるいは落水救助などの訓練を推進することにより、海難事故防止の徹底を図ることを目的とする。

「2012 秋の安全週間の主テーマ

夏のレジャー期間中に艇の備品を降ろしたり、搭載位置を変更していませんか?
秋のレースシーズン前に、改めて艇の構造や装備、安全備品などを点検し、装備や
備品は乗員全員でその搭載位置や使い方を確認しておこう!

 

「安全週間」を設定した趣旨を、同委員会は以下のように説明しています。

『レースに参加する場合に限らず、艇の航行にあたっては安全に留意することは当たり前のことですが、慣れなどからややもすれば忘れがちな点でもあります。
そこで「安全週間」という活動をPR することにより、外洋艇での航行における安全に対する意識を改めて思い起こしていただくことを目的としています。
時期としては、ゴールデンウィークのレースシーズン前3 月頃と、秋のレースシーズン前の9 月初め頃を予定としています。
無論、安全は通年で毎航行の際に気をつけるべき事で、安全週間だけ気をつければよいというものでもありません。

また、各安全週間においては、毎回主テーマを決めてPR 活動を行う予定です。第1 回目となる「2012 秋の安全週間」の主テーマは上記の通りです。この「安全週間」活動をPR いただき、会員の安全意識の向上=事故防止にご協力いただけることをお願いいたします。』

「安全週間」のパンフレットも用意されています。これをホームページへ掲載したり、ハーバーにて掲示や配布、メール添付で案内することもできます。詳しくは下記をご覧ください。

http://www.jsaf-anzen.jp/index.html

盛り上がったぞ! 「タモリカップ2012」

2012年8月20日 月曜日
「オルケスタ・デ・ラ・ルス」の演奏に乱入し、一緒に演奏を始めたタモリさん

「オルケスタ・デ・ラ・ルス」の演奏に乱入し、一緒に演奏を始めたタモリさん

 

第4回目の開催となったタモリカップ2012は、8月19日、81艇の参加を得て静岡県沼津市内浦湾で開催されました。

「海を愛するタモリの日本一楽しいヨットレース」という惹句の本レース、今年のテーマは『ヨットとサルサの大カーニバル』。

「西の阿波踊りレース」に対し「東のタモリカップ」と言われるほど、名実ともに日本を代表する真夏のヨットレースへと成長した今年の本レースには、史上最強のサルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」が表彰パーティにゲストで登場、会場を大いに盛り上げてくれました。

本ブログでは楽しい雰囲気の写真をほんの数点掲載しますが、もっと楽しい雰囲気は下記のfacebookでご覧ください。(レポート/松坂嘉子・スーパー茶々丸)

http://www.facebook.com/TAMORICUP

 
 
50ftから18ftの81艇が同時にスタート。夏の駿河湾にヨットの白い帆がこんなにたくさん集まるのは「タモリカップ」ならではの光景となりました

50ftから18ftの81艇が同時にスタート。夏の駿河湾にヨットの白い帆がこんなにたくさん集まるのは「タモリカップ」ならではの光景となりました

 
お祭りレースの「タモリカップ」での優勝は逃したものの、「パフォーマンス賞」を勝ち取ったのは、なんとスパーレース艇「カラス」でした

お祭りレースの「タモリカップ」での優勝は逃したものの、「パフォーマンス賞」を勝ち取ったのは、なんとスパーレース艇「カラス」でした

 
今年のタモリカップのテーマである「ヨットとサルサの大カーニバル」の通り、表彰パーティには史上最強のサルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」がゲストで登場し、サルサで会場を大いに盛り上げてくれました

今年のタモリカップのテーマである「ヨットとサルサの大カーニバル」の通り、表彰パーティには史上最強のサルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」がゲストで登場し、サルサで会場を大いに盛り上げてくれました

 
総合優勝は清水から参戦した「Susano-O(スサノオー)」さんでした!

総合優勝は清水から参戦した「Susano-O(スサノオー)」さんでした!

 
 

宮古の高校生セーラー
リッチモンドヨットクラブでレースに参加

2012年8月18日 土曜日
リッチモンドヨットクラブのクルーザーレースに参加しました

リッチモンドヨットクラブのクルーザーレースに参加しました

東日本大震災の被災地県の高校セーラーをサンフランシスコ短期セーリング体験に派遣するプロジェクト「Touhoku Youth Sailor’s Expedition in SF」は終盤を迎え、派遣された宮古商業高校の生徒たちはサンフランシスコ東に位置するリッチモンドに移動し、リッチモンドヨットクラブで貴重な体験をしました。

同クラブは1932年に設立された歴史のあるクラブです。1987年9月には、宮城県七ヶ浜町で行われた国際14フッタ一世界ヨット選手権大会に選手を派遣されたそうで、当時選手として活躍された方から当時の写真を拝見させていただきました。

水曜日には、クラブに在籍するクル一ザーなら誰でも参加できるBeercanレースが開催されました。
緯度が高く、日没が20時すぎなため、仕事を終えたメンバーたちが、気軽に真剣にレースに参加していました。

私たちも3組に分かれて、強風の中クルーザーに乗りこみ、キールボートならではのスピ一ドを味わいました。
レース後にはクラブハウス2階にあるレストランで、参加者全員で食事を楽しみました。
その場で、RYCの皆さんから、私達に記念品を贈っていただきました。ヨットを愛する方々と交流を深めるとてもよい機会となりました。

来年アメリカズカップが開かれる当地で、レースに参加できたことは、私たちの素晴らしい思い出になりました。(レポートと写真/川口進)

宮古の高校生セーラー
サンフランシスコでセーリングクリニックに参加

2012年8月16日 木曜日
カタマランに乗る宮古商業のセーラー

カタマランに乗る宮古商業のセーラー

東日本大震災の被災地県の高校セーラーをサンフランシスコへ短期セーリング体験に派遣するプロジェクト「Touhoku Youth Sailor’s Expedition in SF」(TYSE)は後半を迎え、派遣された宮古商業高校の生徒たちはサンフランシスコの東に位置するリッチモンドに移動。

地元のRichmond yachtclubで、現地の学生たちとセーリングクリニックに参加しています。

ここはほとんど雨が降らず、気温は20℃前後。湿度も低く、日本の9月、10月の気候です。

小学生から高校生まで幅広い層が参加しているこのクリニックは、OP、FJ  420などを活用し、参加者のレベルに合わせて様々な練習に取りくんでいます。

宮古商業の生徒たちはDan Brandt .Mike Quinnコーチの指導により、スタ一ト練習やレース練習を行いました。一緒にクリニックに参加している現地の学生達と英語やヨットでコミニュケーションしながら、交流しています。

普段乗ることのできないヨットにも乗せていただき、生徒たちも多くのことを学んでいます。(レポートと写真/川口進)

 

宮古の高校生セーラーをサンフランシスコへ派遣

2012年8月15日 水曜日
想像以上に小さなマーメイド号を見学した宮古の高校生セーラーたち

想像以上に小さなマーメイド号を見学した宮古の高校生セーラーたち

 

日本セーリング連盟(JSAF)と東北セーリング連盟(TSF)は、昨年の地震発生直後から被災した高校ヨット部をはじめとする各セーリング競技団体の復興に向けた支援活動に取り組んできました。

そんな折、米国カリフォルニア州のシリコンバレー・セーリングクラブ(SVSC)を中心とするセーリング関係団体から、被災地県の高校セーラーへの支援の申し出がJSAFに寄せられました。

JSAFはTSFと協力しSVSC関係者とその実現性について協議し、被災地県の高校セーラーをサンフランシスコへ、短期のセーリング体験に派遣することとなりました。

派遣セーラーは、6月に山形県鼠ヶ関マリーナにて開催されたインターハイヨット競技東北大会の成績を元に選出し、その結果、宮古商業高校の男子4人、女子2人の選手が選ばれました。

8月9日に成田からサンフランシスコに向かったのは、岩間晋一郎、伊藤歩、伊藤宇宙、小堀内大将 、久保田  唯 、佐々木柚香の6人。川口進先生引率の下、現地でさまざまな経験をしているようで、川口先生から下記のレポートが届きました。

『今回の企画が実現するにあたり、SVSCのみなさんに多くのサポートを頂きました。感謝いたします。

10時間のフライトを経て、サンフランシスコに到着。領事館公邸でのレセプションでは、猪俣総領事、ディンギーの指導をしていただくリッチモンドヨットクラブの皆さん、ホストファミリーのみなさんから、歓迎を受けました。

シリコンバレーでは、世界をリードしている企業や、起業したばかりの企業など見学させて頂き、熱気を肌で感じることができました。

シリコンバレーセーリングクラブの皆さんが管理されている太平洋を横断したクルーザーヨット「レグラス」に乗せて頂き、ディンギーでは味わえない、スピードを体感しました。

また、1962年に堀江謙一氏が西宮からサンフランシスコまで太平洋を横断してきた、マーメイド号を見学し想像以上に小さな船で外洋へ向かったことに驚きました』

 

この後、現地の高校生セーラーとディンギーの練習を行う予定で、19日に帰国の予定です。

レグラス艇上で記念撮影。このヨットを管理するSVSCの皆さんは、東日本大震災が発生した直後から募金活動を始めるなど、被災した日本人セーラーに対して多大な支援を行っていただいている

レグラス艇上で記念撮影。このヨットを管理するSVSCの皆さんは、東日本大震災が発生した直後から募金活動を始めるなど、被災した日本人セーラーに対して多大な支援を行っていただいている

 
レグラスに乗る宮古商業のセーラーたち。この後、地元の高校生セーラーとのディンギー練習会に参加した

レグラスに乗る宮古商業のセーラーたち。この後、地元の高校生セーラーとのディンギー練習会に参加した