第16回アジア競技大会
470級男子・女子 、マッチレースの3種目で金メダル
レーザーラジアル級も銀メダル 

11月12日から中国・汕尾(シャンウェイ)開催されている第16回アジア競技大会セーリング競技で、日本は470級男子・女子 、マッチレースの3種目で金メダルを、レーザーラジアル級の1種目で銀メダルを獲得しました。

・470級(二人乗り)男子:金メダル
原田龍之介(25歳)/吉田雄悟(27歳)組(アビーム コンサルテイング)
・470級女子:金メダル
近藤 愛(30歳)/田畑和歌子(27歳)組(アビーム コンサルテイング)
・マッチレース(四人乗り):金メダル
坂本 亘 (31歳)/岡本康裕(31歳)/吉藤博章(30歳)/和田大地(36歳)チーム(日吉染業)
・レーザーラジアル級(一人乗り):銀メダル
永井久規(30歳・豊田合成)

金メダル3個の獲得はアジア大会・セーリング競技では過去最高の数になります。

その他、ウインドサーフィンRS:X級の富澤 慎(26歳・関東自動車工業)は4位。

ユース・ジュニア世代の420級(二人乗り)山口寛規(18歳・福岡第一高校3年)/磯崎哲也(18歳・同)組は5位、同じくOP級(一人乗り)男子の岡田奎樹(14歳・福岡市立内浜中学校3年・福岡ジュニアヨットクラブ)は5位、同級女子の深沢瑛里(15歳・湘南白百合学園中学校3年・湘南ジュニアヨットクラブ)は5位でした。

アジア大会における470級男子優勝は1990年(中国)、1994年(広島)に続く4大会ぶり3回目のものです。原田・吉田組は現在世界ランキング15位。2010年世界選手権18位。

470級女子優勝は前回大会(カタール)に続く2回目です。艇長の近藤愛は2大会連続の金メダルです(クルーの田畑は初)。近藤・田畑組は世界ランク9位。2010年世界選手権6位、ワールドカップ第7戦優勝。

日本初参加のマッチレース・坂本チームは準決勝4位から巻き返しを図り、本来の実力を発揮して逆転の金メダルです。

銀メダルのレーザーラジアル級永井は本来は1クラス上のレーザー級のナショナルチーム選手ですが、今回は体重調整を図って大会に臨みました。

今大会、日本セーリング連盟・オリンピック特別委員会(委員長:山田敏雄)は大会前の目標をあえて高く設定していましたが、金3、銀1の結果で、わずかに及びませんでした。とくにユース・ジュニアクラスの3種目についてはアジア諸国が加速する次世代選手の育成・強化レベルに後れを取る結果となりました。この点については連盟ならびに当委員会として真摯に受け止め、さらなる基盤強化に取り組む決意を固めています。(JSAFオリンピック特別委員会)

大会公式サイト  http://www.gz2010.cn/en
大会期間中の競技レポートはオリンピック特別委員会公式サイトに掲載しています。http://jsaf-osc.jp/

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